窓の弱点
こんにちは、
浜松市浜北区を中心に地域に愛されるデザイン工務店をめざし
快適で自分らしく素敵に暮せるお家づくりをしています
ONE'S HOME 代表の松井です。
間取りや、お家づくりのお打ち合わせの中で、「光がよく入る、明るい家にしたい、風通しをよくしたいから、窓をできるだけ多くつくってほしい」そんな要望を受けることがよくあります。
一般的に考えたらその気持ち良くわかります、
ただ、実は窓というのは、構造的にいうと建物における「弱点」であり、たくさんつくる(付ける)ほどデメリットが大きくなってきます。
例をあげますと、
*断熱性能 (たとえ断熱サッシの二重サッシでも、壁の断熱よりも劣ります)
*耐震性 (窓により開口部は耐震性が弱くなります)
*メンテナンス性 (窓回りのコーキング処理を定期的にする必要があります)
*収納性 (窓を付けたため、物が置けない)
*コストパフォーマンス (意外とデザインサッシは高価,又カーテン代がかかる)
*防犯性 (窓の位置で間取りがわかりやすくなる可能性があり、泥棒に狙われやすい)
などなど、また、窓が多いとお掃除も大変ですね。
窓の本来の役割を考えてみますと、
*自然の光をとり入れる
*景色をとり入れる
*出入りする
*通風をうながす(ワンズホームのお家は24時間熱交換換気システム採用)
この4つさえ満たせば、窓の数がすくなくとも、十分快適に暮らしていけます。
窓は、「必要最小限の数、大きさ」を「適切な場所」に計画するべきかと思います、
「なんとなく」窓という弱点を設け、住み始めてから「いらなかった」とならないように、
必要性ををよく吟味して判断されると良いかと思います。