【+R(リフォーム)】カウンターリメイク vol.5
みなさまこんにちは。
浜松市浜名区を中心に地域に愛されるデザイン工務店をめざし快適で自分らしく素敵に暮らせるお家づくりをしています。
ONE'S HOME +R の金原陽一です。
何回か続いてきた+Rのリフォーム”Reform”の内装カウンターリメイク”Remake”も今回で完結となります。
+Rリメイク”Remake”
””カウンターリメイク””
前回ではサンディングペーパー(紙ヤスリ)での仕上げ加工までが整っています。
最終工程としてあとは仕上げの塗装を残すところとなりました。
今回使用した塗料はオスモのオイル系クリア塗料です。
このオイル系塗料ですが、様々なメーカーからそれぞれに特徴を持った塗料がたくさん市販されており、どれを選択したらよいか?迷ってしまう人も多いことかと思います。
今回使用したオスモでさえ一体何を選択したらよいか悩んでしまう方もいるかもしれませんね。
これからDIY等をやられる方にとって、少しでも参考になれば嬉しく思います。
先ずは塗りやすく浸透性の良いエキストラクリアーから塗っていきます。
伸びが良いので塗りやすいですよ。
刷毛にあまりたくさん含ませてしまうと垂れやすくもあり、反対に少なすぎるとカサカサして塗り伸ばしにくいので、この辺りは実際にチャレンジしてコツをつかむのが一番の早道でしょうね。
また床を養生しておくとこういった作業も安心して行えるので、DIYの時には是非とも養生をおすすめします。始めはめんどくさいかもしれませんが断然後が楽ですよ。
木口部分は特に塗料が吸われやすいのでしっかりと塗ります。
これでエキストラクリアーが塗れました。しっとり感がでてきましたね。
次にノーマルクリアという、ちょっとポッテリとした塗料を重ね塗りします。
今回は2種類のオイル系クリア塗料を使用しています。
ざっくりとしたイメージですが、
エキストラクリアー → 下塗り
ノーマルクリアー → 上塗り
こんな感じですね。
先ずはサラっとしたエキストラクリアーを塗ってしっかりと木部にオイルを浸透させてから、仕上げにはポテッとしたノーマルクリアーを塗って少しのオープンタイムを取った後にウエスで余分な塗料を拭き取りながら仕上げていきます。
オイル塗料独特のしっとりとした艶感がカウンターをより良い雰囲気にしてくれますし、塗装を施すことで手油や汚れ水シミなどから守ってくれる効果が期待できます。
それにオイル塗装の一番のメリットは後々のメンテナンスのしやすさではないでしょうかね。
オイル仕上げの場合、経年の使用で汚れてしまった場合でもペーパーでサンディングをして塗装をしてあげれば綺麗さが戻ってきます。この作業であればご自身でのメンテナンスもできますので、気軽にメンテをしながら長く愛用できるという点もメリットとして挙げられます。
ウレタン塗装にはウレタンの良いところ。
オイル塗装にはオイルのよいところ。
それぞれに優劣ではなくメリット、デメリットなど特徴があります。
これはあくまでも私の個人的な価値観になりますが、木の質感をより感じられやすいオイル塗装の方がどちらかと言えば好みでしょうか。
これにてカウンターリメイクの完成です☆!
切断した部分にもオイル塗料を塗り込んでいますので違和感もありません。
手前味噌ではありますが、最初からこの形だったのかな?と思える雰囲気で仕上げることができました。
リメイク前と比べるとこんな感じですね
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今度は見る角度を変えて
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カウンターの端っこはこんな感じで
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イメージと遜色ない雰囲気で仕上げることが出来、お客様にも喜んでいただけて本当によかったです。
数ある建築会社の中から、ONE'S HOMEにお声をかけていただき誠に感謝いたしております。
今回のご依頼では、当初はカウンターを撤去したいというご意向でしたが、カウンターが壁の中に入っている為簡単には撤去できませんでした。
可能か不可能かでいえばもちろん可能ですが、その代わりに副産的(ふくじてき)な工事として壁を一度壊したり、その部分の壁の復旧や壁紙の貼り替えといった工事が必要となってきてしまいます。
◇一番の目的は、ベッドも置けてピアノも置けるようにしたい◇
この目的さえ見誤らなければ手法論に右往左往されることも少なくなり色々な方法を想像することができます。
なるべくコストや工事範囲、また工事に関わる日数を抑えつつも、お客様の求める内容や期待に沿える形を提案することが我々リフォームに従事している人間の努めではないかと感じています。
一番はお客様の気持ちや考えに寄り添うことができること。
ここがブレてはいけません。
それにお応えできるような形での良いご提案ができ、遜色のない仕上がりで具現化、現実化できること。
技術も当然として大事ですが、人よりも技術が先にきてはいけないと思うんですね。
それに目的よりも手法が先にきてもいけません。
技術に胡坐(あぐら)をかき目的を見誤ってしまってはそれはただの自己満足で終わってしまいます。
人の想いを大事にする人の心が一番でありたい・・・
ONE'S HOME +R ではここを一番大切に今後も取り組んでいきたいと思います。
ONE'S HOME +R 金原陽一